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幸せになるためにはどうすればいいの?④幸せになる人間関係を作る5つの姿勢

はじめに

 

これまでには、幸せになるための基本原則の説明→具体的な行動の提案として、一人で出来ることを中心にお話しました。今回は幸福を左右する重要な要因「人間関係」においてどのような姿勢をとるべきかを5つのポイントに分けて説明していきます。

幸せになる人間関係を作る5つの姿勢

①選ぶ

「人付き合いは大切だ」「人脈を作らなければ」と考え、無理に交流会やパーティーに参加している人も多いでしょう。ですが人脈とは「誰を知っているか」ではなく「誰に知られているか」なのです。なので交流会で名刺をいくら配っても結局は人脈にはなりません。これに限らず、人間関係をなにも考えずに広げようとするのは、時間と労力の無駄になってしまうでしょう。そこで大切なのが、まずは「人生のゴール」を考えることです。自分の人生のゴールが分かっていれば、ある行動をするかしないかの判断を「この行動によって、ゴールに近づけるか」と考えるだけでいいからです。そうすることによって、無駄な人付き合いから開放させ、本当に大切にしたい人に時間を注げるようになり、結果的に本当の意味での人脈が出来てきます。

②干渉しない

幸福につながる人間関係を築きたければ「干渉しない」ことが正解です。なぜならば、他人をコントロールすることは不可能だからです。できたとしても、いつもうまくいくとは限らないのでギャンブルになってしまうので、要するに割に合わない努力をしていることになります。では相手と問題が起きた場合はどうすればいいのか?それば「自分が努力」することです。他人に期待し干渉する暇があるなら、問題を「自分事」と捉えて、自分の努力で改善できるか考えるのが合理的です。自分自身が行動するのだから、無駄な努力にはなりませんし、失敗したとしても経験という武器を獲得することができます。まずは他人に干渉せずに、自分事として問題解決に挑む癖をつけましょう。

③与える

幸福度を上げる7つの行動で「信じる」を取り上げましたが、やはり利他的行動こそが幸福感を高めることは心理学においても常識となっています。そこで改めて利他的行動をオススメします。それが「与える」です。ただ与えると言っても、お金や物に限ったことではありません。利他的行動で効果的と言われているのが「時間」や「手間」を与えることです。特に女性は「自分のために手間暇かけてくれた」ということに喜ぶ傾向があります。また「知識」を与えることができます。知識はお金と違って、与えても減りませんし、それどことか、使えば使うほどアウトプットになり、より理解が深まり広がっていくので、積極的に知識を与えるようにしていきましょう。

④強みを活かす

幸福の原則として他人と「比べない」と説明をし、自分にしか出来ないことを見つけたほうが幸福度は高まると説明しました。これは「周りにいる人と同じ土俵で戦うのをやめる」ということです。仕事などでも、得意なものが同じ人が複数いると競争が生じます。まして、友達同士で張り合うなど馬鹿げたことです。とっとと競争から降りて、競争相手のいない自分だけの得意分野を見つけるべきなのです。ビジネスの世界では、競争の激しい市場をレッドオーシャンと呼びます。文字通り血で血を洗う赤い海ということです。これに対して、競合のいない市場をブルーオーシャンと呼びます。自分だけのブルーオーシャンを見つければ、競争で血を流すことなく一番になれるわけです。ぜひ皆さんは自分のブルーオーシャンを見つけ、それを活かしていけるような振る舞いを心がけましょう。

⑤感謝する

これまで、幸福な人間関係において必要なことを4つ説明してきました。そしてその最後が「感謝する」ことです。感謝をされれば誰でもうれしいものですから、これによって相手との関係が深くなることは言うまでもありません。加えて、感謝には自分の幸福度を直接的にアップさせる効果もあるのです。なぜならば、感謝の気持ちを抱くだけで、なにかをしてもらった時のうれしい気持ちを追体験できるからです。そこで一つエクササイズを紹介します。それは、お世話になった人、お世話になっている人に、感謝の手紙を書くことです。この効果は絶大です。マーティン・セリグマン博士の実験では、感謝の手紙を直接相手に会って読みあげるだけで、幸福度を高め、抑うつを軽減すると推薦しているほどです。とはいえなかなか抵抗がある人も多いと思います。ですが大丈夫です。実は感謝の手紙は相手に贈らなくても、書くだけでも十分効果が出るのです。さらに感謝の手紙が癖になると、自然に人のポジティブな部分に目が向くようになるので一石二鳥にもなります。ぜひチャレンジしてみる価値があるでしょう。

おわりに

今回は、幸せになる人間関係を作る5つの姿勢を紹介させて頂きました。どれも効果は大きいので気に入ったものがあれば自分の生活に少しでも活かしてもらえればと思います。最後に今回の参考文献を載せます。もっと深く知りたい、自分で勉強したい方はぜひどうぞ。次回は「幸せになるにはどうすればいいの?」を簡単にまとめてものをご紹介させて頂きます。それでは次回をお楽しみに。


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