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幸せになるためにはどうすればいいの?③幸福度を上げる7つの行動(2/2)

 はじめに

 前回のブログでは、幸福度を上げる7つの行動の内3つを紹介しました。今回は後半部分にあたる残り4つを紹介していきます。前回も「はじめに」に書きましたが、ここで紹介する行動で、少し試してみようかなと思えるものがあれば、ぜひ試してみましょう。人間は効果を体験することでより理解が深まるものです。

幸福度を上げる7つの行動

④手放す

現代ではモノや情報が溢れていて、さまざまな事を自由に選べる機会が増えてきています。しかし、選択肢が増えると言う事が、必ずしも幸せに繋がっているとは限りません。なぜならば、選択肢が多いということは、その分、悩んでいる時間も多いと言う事だからです。最近の研究で、人間の「意志力」は有限であることがわかっています。しかも意志力は、「今日はどの服を着よう」などといった、ちょっとした選択においても消費されてしまいます。つまり「選択→決定」によって消費されるのです。しかもそれだけではなく、決定を先延ばしにすることでも、意志力は消費されてしまうのです。これを「決定疲れ」と呼びます。このように日々無駄に意志力を消費し続けてしまっていると、重要な選択を迫られたときや、集中したいときに十分に力が発揮できないのです。そこで重要なのが多すぎる選択肢を「手放す」ことなのです。服でも、ずっと使っていないにも関わらず、クローゼットに入っていることで、日々の服選びの際に邪魔をしています。服に限らず、生活の中にも、使わないけれども「なんとなく置いてあるもの」が皆さんの大切な意志力を食いつくし、やりたいことをやる力を蝕んでいます。一気にモノを捨てろとは言いませんが、自分のために、要らないものは手放し、本当に大切なものに時間を使っていけるようにしていきましょう。

⑤習慣化する

皆さんの生活の中で毎日行うことや、定期的に行っていることは多々あると思います。そこでオススメしたいのが「習慣化」です。続けたいことでも(例:読書)、できればやりたくないことでも(例:皿洗いなど)、習慣化することによってやるかやらないか「迷わずにすぐに行える」というメリットがあります。先ほどの「手放す」でも出てきた意志力ですが、習慣化され自動的に行う行動に対しては、消費する意志力を節約することができます。(習慣なので選択せずに行動出来るからです)。ですがいくら習慣化すればいいと言われても、なかなか新しいことを習慣化するのは難しいことも事実です。そこで習慣化のコツを一つお教えします。それは「今ある習慣を利用する」ことです。具体的には、すでに習慣化されていることの後に、習慣化したいことを行うというものです。すでに習慣化されているものはなかなか消えないので、それを新しい習慣のトリガーとして採用すれば、自ずと達成率が上がるとおうことです。ぜひ習慣化を癖にして、意志力と時間の節約をしていきましょう。

⑥変化をつける

日常で幸福感を味わうことがあっても、長続きしないのはなぜでしょう?それは、幸福に関わらず「人間はすべても感情に慣れていく」ものだからです。つまり初めは幸福だと感じていたものも、だんだん当たり前に感じてしまっていくと言うことです。そこで幸福を長続きされるためには「変化をつける」ことが大切になってきます。変化と言っても、転職や転校、引越しと言った大掛かりなものでなくても大丈夫です。たとえば自分へのご褒美にサイコロを使う方法があります。仕事をひと段落つけたり、勉強を1時間したりなど、した際のご褒美にサイコロを使い、出た目によってご褒美のレベルを変えてもいいですし、ご褒美の種類を変えてみるのもいいでしょう。それにより、1回1回の褒美にランダム性が加わり、慣れが生じにくくなると仕組みです。このように、自分でコントロールできる範囲の幸福でも、変化を付けて行くことによって、より幸福を長続きさせることが出来ます。

⑦確かめる

ポジィティブ心理学の父と呼ばれる、アメリカの倫理学者マーティン・セリグマン教授はこう言っています。「人はたいてい、自分のうまくいかないことについて考えすぎ、うまくいくことについてはあまり考えない」これまでいくつかの幸福感を得る行動を紹介してきましたが、それ以上に悪いことに目を向けていては幸福にはなれません。そこで大切なのが幸福な出来事や幸福感を「確かめる」ことです。せっかく幸せを感じたなら、それを再確認することで、幸福感をより高め、さらに自然に幸福に意識が向かうようになります。そこで先ほど登場したセリグマン教授が効果的なエクササイズを紹介しています。それは、寝る前に、その日に起こった「良かった」ことを3つ書き出すということです。「良かったこと」は些細なことでかまいません。「朝、電車に座れた」「お昼のランチがおいしかった」など、守ってもらいたいポイントは①3つ書く②夜書く③手書きで書く、です。①3つ書くは、3つ書くとなると自然に細かい幸福ポイントを自分で意識できるようになるからです。②夜書くは、寝る直前の記憶は脳に定着しやすいため、幸せの記憶を上手く脳に残すためです。③手書きで書くは、寝る前にスマホやパソコン画面を見ると、睡眠の質が下がるからです。この3つのポイントを守り、「良かったこと」を書くことで、簡単に幸福を確かめる習慣になります。

おわりに

幸福度を上げる7つの行動は如何でしたでしょうか?すべて良いと思った人もいれば、少ししか良いと思わなかった人もいると思います。ですがそれでもかまいません。皆さんが自分自身で良いと思って「ちょっと試してみようかな」くらいの、ちょっとした行動の違いから、人間の幸福度は変わっていくものです。なので、どれか一つでも、気になったものがあれば、自分の生活に無理のないレベルで、取り入れてみたら何かが変わるかもしれません。最後に今回の参考文献を載せます。もっと深く知りたい、自分で勉強したい方はぜひどうぞ。次回は「幸せな人間関係を作る5つの姿勢」についてご紹介させて頂きます。それでは次回をお楽しみに。

 

 
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