QOL最大化計画

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幸せになるためにはどうすればいいの?②幸福度を上げる7つの行動(1/2)

はじめに

前回のブログでは、幸せの3原則を紹介しました。今回は幸福度を上げる具体的な行動7つ内の、前半として3つをご紹介致します。ここで紹介する行動で、少し試してみようかなと思えるものがあれば、ぜひ試してみましょう。人間は効果を体験することでより理解が深まるものです。

幸福度を上げる7つの行動 

①信じる

信じるものがあると心が安定して、結果的にパフォーマンスが向上します。これだけ聞くと、宗教やスピリュチャルな印象を持ってしまうと思いますが、実際には信じる対象は何でも大丈夫です。アメリカのプロバスケットリーグ、NBAで活躍する選手を対象とした実験で、普通の選手とスター選手を比較して、スター選手には共通する2つの特性がありました。それは「信仰心が強い」「エゴが強い」です。一見すると関係のない事だと思いますが、両者は神を信じるか、自分を信じるかのかが違っているだけで「強い信念を持っている」という点が重要だったのです。人は危険にさらされた時に用心深くなります。自分の安全が揺らぐときこそ信じるものが必要ということです。何かを強く信じることで、変化や危険に強くなり、パフォーマンスが向上し、結果的に幸福度が上がるという仕組みなのです。なので、怪しいものではない何か、または自分自身のどこかを強く信じることが大切なのです。

②体を動かす

適度な運動を生活に取り入れることが、効果的であるのは改めて言うまでもないと思います。科学的には、屋外の運動で日に当たると、精神を安定させ幸せな気分になる脳内物質のセロトニンが増え、さらにBDNF(脳由来神経栄養因子)物質により、脳が成長することもわかっています。ですが運動に限らず、なかなかやる気が出ないという人は多いと思います。そのために、やる気を出す方法をお教えします。それは「行動する」ことです。これだけでは、行動するやる気が出ないのに、行動するは矛盾していると思います。もう少し噛み砕いて説明すると、人間は少し手を付けると、そのまま続けて行動してしまう生き物です。これを利用して、一番初めの行動を最小化するのです。読書なら、初めから50ページ読む行動をするのではなく、1ページ、1行だけ読むだけなどにし、知らず知らずに数ページ読んでいた状態のようなことです。やる気がないから行動できないのではなく、やる気は行動したら出てくるものです。そのために初めの行動を最小化して、まず行動しやすい状態にしてみましょう。とりあえず体を動かすと、やる気が高まり集中力が上がっていきます。そしてやがて100%没頭している状態になることがあります。この没頭状態を心理学者ミハイ・チクセントミハイは「フロー状態」と名づけました。スポーツで言う所のゾーンに入った状態も同じものです。このフロー状態に入ることが多い人ほど人生の幸福度が高いことがわかっていて、そしてそのフロー状態に入るためには、まず手や体を動かす行動がなければ始まらないのです。このことからも、まず体を動かすことが重要だということがわかります。(フロー状態はQOL(生活の質)に大きく関係するので、別の機会に細かく取り上げます)

③体験する

お金の使い方には大きく2通りあります。「ものを買う」「体験を買う」の2つです。この2つでより幸せになれるのはどちらかと言うと、圧倒的に体験のほうになります。その理由は、「モノ」の価値は買ったときに一番高く、時間とともに価値が低下していくからです。会計上にも減価償却という仕組みが設けられているのがひとつの例になっています。しかし体験は、記憶の美化のメカニズムによって、時間とともに嫌なことは忘れ、良い事ばかりが思い出として美化されます。つまりモノは右肩下がり、体験は右肩上がりに価値が変わっていくということです。しかしそこで「そうとも限らない」と反論の意見もあると思います。たとえば、「大学の入学祝いに親から1万円の万年筆を買ってもらった、それを10年以上愛用しているが、価値が減るどことか、たとえ100万円もらっても手放したくない」と考える人は多いと思います。確かに「親からもらった万年筆」は時間とともに価値が高まったと言えるでしょう。しかしよく考えてください。これは、親との思い出、仕事や勉強をがんばってきた思い出が、その万年筆に強く結びついているからなのです。つまり体験と結びついているからなのです。この話からもわかるように、やはり時間とともに価値が高まっていくのは「モノ」ではなく「体験」になるので、同じお金を使うのならば、値下がりするとわかっているモノよりも、値上がりする確立が高い、体験に投資する方が良いと言えるでしょう。

おわりに

今回は幸福度を上げる7つの行動の内、前半の3つを紹介しました。「信じる」「体を動かす」「体験する」すべてを取り入れなくてもいいですし、すべてを完璧に取り入れなくても問題ありません。自分が興味をもっと行動で、自分のできる範囲で生活に取り入れてみてください。そうすればすぐに自分の変化に築くことができるでしょう。最後に今回の参考文献を載せます。もっと深く知りたい、自分で勉強したい方はぜひどうぞ。次回は7つの行動の残り、4つの行動についてご紹介させて頂きます。それでは次回をお楽しみに。

 


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